部門別対決が始まる
Divisional Finals「部門別対決」が始まります。前回のCUTから勝ち上がったダンサーは、
アッパーからはカレン・イ・リカルド、マイケル・ダメスキー、アシュレイ&ザック。
アッパーチームからはSランク、The Ruggeds、Poreotics。
ジュニアチームからはザ・ラボ、ファヴュラス・シスターズ、ロックカンパニー。
ジュニアからは、ショーン&ケイシー、チャリティー&アンドレス、ジャクソン・ウイラード。
個人的に応援していた、ジュニアのジョッシュ&テイラー、アッパーのBdash&コンクリートは残念ながらここに出ることはできませんでした。2組とも負けるとは思いもしませんでし、もう一度見たいダンスだっただけに本当に残念です。
今回の部門別対決はかなり演出に凝ったダンスで、見逃し厳禁と言っていいほど、凄いとしか言いようがありません。それとシーズン1でCUTからゲスト審査員として出ていた、ミスティー・コープラッドが参加します。
先ずはアッパーダンサー、アッパーチーム編から
アッパー ディヴィジョン
ステージの最初から得意のスピンから入るダンス。リカルドが立ちながら、そして座りながらカレンの手を持って、するスピンは圧巻です。もちろん、これだけ回転の速いスピンができるダンサーは、一人もいない。
スピード感あふれるダンスとスピン、それしかないのかっと思っていたらおもむろに、カレンを後ろにして両手で持ち上げ回転をする技を。ダンスが終わった後に審査員が、あれは何と聞かれた時「チキン・ロースト」と言っていました。
なるほどチキンを焼く時、回転さして万遍なく火を通すときの料理方法だなと。なかなかの技ありのダンスです。アイデアとしてはとてもユニークで、インパクトのある動き。
しかし同じような曲に、同じようなダンススタイルでもっと変化がほしいと思いました。これだけ続けば「あ、またかっと」飽きてしまうかもしれません。素晴らしいパフォーマンスだけに,そう感じるのは、あなたもそうでしょうか?
アシュリー&ザック
天井から吊るされたアシュリー。エアリアル・シルクを思わす吊るされた布から、降りてくるところから始まる、とてもインパクトのある演出です。
エアリアル・シルクは、天井から吊るされたシルク(布)を用い
とっても優しいダンスに、このアレックス&シエラの曲 “Gravity.”無重力「何かがわたしをあなたへと引き戻すの 、あっという間に戻ってしまうのよ」フロアーでは布を使って、引き戻したり、離したり、その表現が素晴らしいダンスです。
他のジャッジはもう一つみたいな評価。でもディレクと一緒にダンスをしただけあって、ディレクの評価は上々。現役プロダンサーでカリスマ振付師のディレクの判断は、的を得ていると思います。
エモーショナルなダンスをするアシュリー&ザックと素晴らしい曲”Gravity.”
マイケル・ダメスキー
数少ないソロリストのコンテンポラリーダンサー、マイケル・ダメスキー。1人でダンスを演出するには、不利と言えるこのダンス大会、でもそれを覆すことが出来るダンサー?
忍者の衣装で登場するマイケル。スクリーンに自分の分身を従えて、そのうちにその分身が、自分の中に吸い込まれるように入って来る。それからステージで狂気に満ちたダンスが始まる。
Ruellesのmadness「狂気」とともに。
ステージいっぱいに所狭しと踊るマイケル。高いジャンプに高速のスピン、まるで覚醒したかのように今までとは全く違ったダンス。
自分自身を殴ってみたり、頭を抱えて「自分はどうなってしまったんだ、どうしたいんだ」という表現ダンスは正にmadness「狂気」。
今までのダンスと違った表現がとっても新鮮です。これぐらい変化がないとジャッジには、響かないでしょう。
アッパーチーム ディヴィジョン
The Ruggedsのチームメイトの一人が足に負傷を負っている。ひとり欠けた状態で臨むRuggeds。それで大丈夫なのか?手負いの傷を負ったオランダのBBOYが牙をむく。
強力なオオカミをテーマにしたダンスパフォーマンス。バックにはオオカミが映った星、それは自分たちの故郷?オオカミの雄たけびが聞こえる中、劇的なライトニング効果が発揮される。ダンスを超えた物語の一部分を見ている感じです。
突然ステージの照明が切れ真っ暗に。ドラムのドン・ドン・ドンの音と共に、一人づづ写されるスポット。そこでBBOY得意のブレイクダンスが始まる。それがまたカッコいい。
暗闇から光の世界へ、そこにいるのはオオカミの軍団。この星を征服しに来たような、オオカミの雄叫び。Woodkidの “Iron” が
次にステージにこの軍団を導く。そう、もちろんあなたも一緒に次のステージへ!!!
S-Rank
現在NO1ヒップホップダンサーのS‐ランク。仕事を辞めて「カウチサーフィン」をしているメンバーもいるぐらい人気のダンスチーム。今回はどんなダンスをしてくれるのか楽しみです。
メタリックシルバーの宇宙服?でスタイリングされていて、その動きは複雑で巧みなところが、彼らのパフォーマンス。それは最新の曲を取り入れた理解しがたいダンスともいえます。
でも見ているとやっぱり人を引き付けるダンスチーム。
gas pedal「アクセルペダル」を踏み込み全開でとばしていくS‐ランク。その目的地はもちろんファイナルステージ。ロケットに乗った彼らの旗がそれを示しています。
Poreotics
かなり斬新なロボットダンスをするポレオティクス。複雑な動きを強調するために、白い縞模様の服を着たようです。これはジュニアチームのフリップが着ていた縦じまの衣装よりは少しシンプル。
でもかなりインパクトはあります。
顔右半分にシルバーのフェイスペインティング、そして手に持っていたサングラスをかけて、それからダンスが始まる。日本でも人気の高いDJスクリレックスのBangarang、かなりいい感じでノリノリです。
ダンスの最後に1人のダンサーが審査員の前まで行って、その時宙返りをするが着地に乱れがあり、倒れた体制になってしまった。かなり良かっただけに残念。
ディレクとジェニファーはそれも含めて、いいダンスだという評価でした。さすがふとことが大きい.
スコア:
Karen y Ricardo:95,94,96,96平均95.3
AshleyとZack:84,86,87,90平均86.8
マイケル・ダムズキー:100 98,95,98,平均97.8
スコア:
Poreotics :85,87,87,88平均86.8
Sランク:96、93、94、93平均で94
Ruggeds:92,90,92,92平均 91.5
結果はアッパーチームはSランク。アッパーはマイケル・ダメスキーがファイナルステージへ。
アッパーチームはRuggedsが勝ったと思ったのですが、あまりにも斬新過ぎた演出だったのかもしれません。あなたはどう思いますか?
ダンスシーン
カレン・イ・リカルド
アシュリー&ザック
マイケル・ダメスキー
The Ruggeds
S-ランク
Poreotics