CUT2アッパー対決
アッパーはデレィクと彼の妹ジュリアン・ハフの2人から、メンターとしてアドバスがもらえる。ジュリアン・ハフはゲストという形で参加、そしてダンスのメンターとしてアドバイスをする。
ここでも感情的なダンスをします。その内容は家族の離別に関する、苦しい胸の内をこのダンスで表現。哀愁漂うサム・スミスのヒット曲「 レイ・ミー・ダウン」その曲を体いっぱいに使って。
サム・スミスを知っているのなら、この歌がどれだけいい曲であるか分かると思います。もし、知らないのなら絶対にオススメします。
「そうさ,信じてる。いつかまたきっと、元にいたところに戻れるはずさ。その人がいるすぐそばに、苦しいよ毎日が」別れることの辛さを、もしかしたらもう元には戻れないかも?
大きなバク転や、高さのあるジャンプなどが、苦しい胸の内を体全体で表現している、という感じで伝わってきます。とても表現力が上手いダンスです。感動もののダンス。
でも同じ境遇の思いを伝えるダンスなら、シーズン1のフィクションのほうが絶対にうまいと思うのですが、あなたはどう思いますか?
DNA
シーズン1からのリベンジを誓うDNA。スモーくが立ち込める中で、幻想的におどる二人がとても印象的。夢のなかでロマンチックに、流れるようなパフォーマンス。
あまりの美しいダンスに見とれてしまう、それぐらいきれいに踊っている。今までは力の入ったダンスで、少し無理をしているような気がしました。本来これがDNAのダンスかもしれません。
「今夜一緒にいたら ハートを奪われてしまう 私は理性をなくして あなたを引き留めるから、この胸に抱きしめて もう決して離さない。」セレナ(Selena)のI Could Fall In Love
をうまく表現しています。それも無理なくとっても自然に。
当時23歳の若さで実弾に倒れた歌手セレナ。とても優しい声で歌い上げ、アップテンポからスローバラードまでとてもいい曲が多い。全米NO1まで上り詰め、グラミー賞も受賞。
この実話をもとに映画化が決定。そして、その当事の主演女優がなんとジェニファー・ロペス。今あらためて、自分が出た主演映画の曲を聞いたジェニファーは、どんな気持ちだったのでしょうか?もちろんジェニファー自身もこの歌を歌っています。
アリッサ&ジョセフ
楽しく遊びこころがあり、複雑な動きと魅力的なダンスをするアリッサ&ジョセフ。軽快にそして、コミカルなダンスは大人って感じです。キオニ&マリーを思わせるダンスですが、
この二人のダンスはスマートなダンスと、言ったほうが良いかもしれません。
まわりを見渡せばそこはどこかのビーチ。ヤシの実があるからハワイ?都会的センスあるダンサー、アリッサ&ジョセフ。クリーン・バンディットのラザー・ビーとともに楽しく軽快にステップ
でもここを通過するにはもっと、もっと情熱的なダンスが必要かも。
B Dash&コンクリート
duels(決戦)では驚くべきパフォーマンスを見せてくれ、それとともにストーリーテラーとしても、その内容は素晴らしいものでした。ただ単なるヒップホップダンサーではない彼ら。
何やら見ているとどっかの実験室?机には大きめの辞書?Bdashが手をかざすとその本が勝手に動く。科学者がなんかの研究をしている設定と思ったのですが。
いや違う本を開けた瞬間から、なにかのパワーが体の中に入り、いろんな事ができるよになった。
(そんな何かに)なりたい。The Chainsmokers and Coldplay’sのコラボ曲。
読んだ本のようなヒーローになりたい、それもあなたのために。マジックも取り入れたダンスは、色々な物語を想像させる演出。ヒップホップダンサーの彼らの表現力は、本当すごいとしか言いようがありません。
ここのヒーローは彼らに決まるのか?!
アシュリー&ザック
審査員のディレクのツアーで一緒にダンスをしていた二人が、カットまで進出してきた。ここは今までと違った、感情に訴えるダンスを披露。今までに無いリフトなどを使って。
アシュリーがザックを足で持ち上げる大きな動き、別の大きなリフトも安定感があります。アシュリーが親友を失った時の感情と旅立ちのダンス。「Fix You」(君を立ち直らせる)曲全体が祈りにも似たメロデー。
失った友達の痛みを懸命に支えようとするアシュリー。彼がこのダンスでは支柱(ささえ)みたいな、演出をしているようです。でもその友達は去っていってしまった。
今のあなたを立ち直させるのはFix You
カレン・イ・リカルド
圧倒的なスピードとパワーで魅了するラテンダンサー。長年のパートナーは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれます。普段はあまり見ないラテンダンス、あまりというか全く見ないといったほうが良いかもしれません。
情熱的ダンスとスピードは、他のダンスを圧倒する勢いです。
オープニングの派手なリフトから入り、頭を包んだスピンで、何回転も使ったリフトと圧倒的な入り方です。他のダンサーと比べても官能的といったダンスも、魅力の一つだと思うのですが。
最後はリフトからドロップも、他のダンサーでは真似できない力強いアクションです。
感情的な表現をするダンスや情緒に訴えるダンスに、良い得点が入る傾向にあります。まあそれもわかるのですが、曲の持っている意味や歌詞の内容がわからないと、はっきり言って見ていても全然わからないの事実です。
英語の勉強が必要とひしひしと感じました。歌詞の意味がわかれば、そのダンスの内容やどう表現しているのかが分かると思います。英語がすぐに話したければ
ラテン系の情熱的でSPEED感あるダンスや、ヒップホップのストリートバトルを、彷彿させるダンスの方がわかりやすいと思うのですが。コンテンポラリーダンサーの表現は、一般では理解できないぐらい奥が深い?かもしれません。あなたはどう思ういますか?
アッパー ダンスシーン
それぞれ素晴らしいダンスです。
マイケル・ダメスキー
DNA
アリッサ&ジョセフ
BDASH&コンクリート
アシュリー&ザック
カレン・イ・リカルド